Framerの価格は?まず結論
Framerの価格を先にまとめると、サイト運用でよく検討対象になる主なプランは次のとおりです。
プラン | 料金の目安 | こんな人に向いているか |
|---|---|---|
Free | $0 | まず試したい、検証したい |
Basic | $10/月〜(年払い時) | 小規模サイトを1つ公開したい |
Pro | $30/月〜(年払い時) | 複数人で更新したい、継続改善したい |
Scale | $100/月〜(年払い時)+ usage | トラフィックが大きい、より高度に運用したい |
Enterprise | 個別見積もり | セキュリティやサポート要件が大きい |
ここで大事なのは、Framerの費用はサイトプランだけでは決まらないことです。
実際には、次の要素で総額が変わります。
独自ドメインを使うか
何人で更新するか
ローカライズやA/Bテストなどの追加機能が必要か
月払いで使うか、年払いで使うか
そのため、「月額10ドルだから安い」とだけ見ると判断を誤りやすいです。
料金表を見るときは、サイト規模・更新体制・必要機能をセットで考えるのがポイントです。
Framerとは?価格を見る前に押さえたい立ち位置
Framerは、デザイン性の高いWebサイトを比較的スピーディに立ち上げ、その後の更新や改善まで進めやすいサイト制作ツールです。
ノーコード系ツールの中でも、単に作りやすいだけでなく、次のバランスを取りやすい点が評価されやすいです。
見た目の自由度
CMSを使った更新のしやすさ
SEO設定や公開後運用のしやすさ
複数人で改善していく前提の運用性
つまり、Framerは「とりあえず1ページ作るためのツール」というより、ブランドサイト・サービスサイト・採用サイト・LPを育てていくためのツールとして見ると理解しやすいです。
一方で、複雑な会員機能や大規模な業務システム連携まで前提になる場合は、Framer単体で決めるより、他の構成も含めて比較したほうがよいケースがあります。
Framer料金プラン一覧(2026年6月時点)
Framerのサイトプランを、比較しやすいように整理すると次のようになります。
プラン | 料金 | 独自ドメイン | 主なポイント |
|---|---|---|---|
Free | $0 | 不可 | Framerドメインで試せる。Made in Framer 表示あり |
Basic | $10/月〜(年払い時) | 可 | 小規模サイトの公開向け |
Pro | $30/月〜(年払い時) | 可 | ステージング、ロールバック、権限管理など運用向け機能が強い |
Scale | $100/月〜(年払い時)+ usage | 可 | 高トラフィック、柔軟な上限、優先サポートなど |
Enterprise | 個別見積もり | 可 | 企業向けの要件に合わせて設計 |
料金だけを見ると、Free → Basic → Pro → Scale と素直に上がっていく構成です。
ただし、実際に選ぶときは次のように考えるとわかりやすいです。
Free:操作感や相性確認
Basic:まず1サイトを公開したい
Pro:複数人で更新・改善したい
Scale:流入や運用要件が大きい
Enterprise:セキュリティ・サポート・柔軟性まで求める
Freeプランでどこまでできる?
FramerのFreeプランは、「まず試したい」「社内で検証したい」という段階には十分役立ちます。
一方で、本番運用を考えると制限もあります。
2026年6月時点で、Freeプランで押さえておきたいポイントは次のとおりです。
Framerの無料ドメインで公開できる
公開したサイトには Made in Framer の表示が入る
独自ドメインは使えない
CMSコレクションは 10件まで
ページは 最大1,000ページまで
ファイルアップロードは 5MBまで
無料で使えるロケールは 1つ
Freeプランは、完全に無料のプランです。「ひとり用の試用版」というより、小さく試すための入口としてはかなり使いやすい部類です。
最大1000ページまで作成することができ、10個のCMSコレクションが含まれています。他の無料ツールと比べてページ数上限が多いため、個人でもかなり本格的なサイトを構築できます。1ヶ月あたりの訪問者数が最大1,000人に制限されているため、小規模な個人サイトや、Framerの使い心地を試してみたい方に向いています。
ただし、公開先を自社ドメインにしたい、ブランド表記を外したい、継続運用を前提にしたい場合は、Basic以上の契約となります。
Basic・Pro・Scaleの違い
Framerの有料プランで迷いやすいのは、「Basicで足りるのか」「最初からProにすべきか」という点です。
Basicが向いているケース
Basicは、小規模サイトを1つ公開したい人やチームに向いています。
たとえば、次のようなケースです。
会社紹介サイトをまず立ち上げたい
小規模なサービスサイトやLPを公開したい
運用人数が少なく、更新もそこまで複雑ではない
最初の1歩としては十分に現実的なプランです。
一方で、更新体制が増えたり、公開後の改善サイクルが回り始めたりすると、Basicでは物足りなくなる可能性があります。
Proが向いているケース
Proは、Framerを継続運用の基盤として使いたいケースで候補に入りやすいプランです。公式上、Proでは次のような運用向け機能が強化されています。
ステージング
Instant rollback
Roles & permissions
Relational CMS
Site redirects
つまり、Proは「作る」だけでなく、公開後に複数人で改善し続けることを見据えたプランです。
たとえば、次のようなケースと相性があります。
マーケチームや採用チームで更新を回したい
サイトを公開して終わりではなく、改善し続けたい
CMS運用や導線改善を定常的に進めたい
Scale・Enterpriseが向いているケース
Scale以上は、より大きなサイトや高度な運用を前提にする場合に検討しやすいプランです。
Scaleでは、たとえば次のような方向の強化があります。
Priority support
Premium CDN
Flexible limits
Events / funnels
Custom locale regions
ここまで来ると、「月額100ドルだから高いか安いか」よりも、流入規模・組織体制・運用要件に合っているかで判断したほうが実務的です。大規模運用、複数サイト、高いセキュリティ要件がある場合は、Enterpriseも含めて比較したほうがよいでしょう。
Framerの価格で見落としやすい追加費用
Framerの価格比較で見落とされやすいのが、追加の編集者コストとアドオン費用です。
1. エディター費用
Framerでは、サイトプランとは別に、ユーザー権限に応じた費用がかかる場合があります。
2026年6月時点で、把握しておきたい目安は次のとおりです。
Full editor:$20 / 月 / 人
Content editor:$10 / 月 / 人
Viewer:無料
ここで重要なのは、サイトプランよりも運用人数で想定費用が膨らむことがあるという点です。たとえば、Proプラン自体は月額$30でも、更新担当が複数いると、サイト料金よりエディター費用のほうが効いてくることがあります。
2. 月払い・年払いの違い
BasicとProは、月払いと年払いの両方が用意されています。一方で、Scaleは年払いのみです。年払いは月額換算で見れば安く感じやすいですが、実際には一括請求になるため、初年度の支払い感は変わります。また、ヘルプ上では、年払いプランでも追加エディターやusageは月次で請求される整理になっています。
そのため、比較時は次の2軸で考えるのがおすすめです。
サイト本体の契約は年払いにするのか
追加ユーザーやusageがどのくらい発生しそうか
3. アドオン費用
Framerでは、標準機能だけでなく、必要に応じてアドオンが発生します。代表的なものとしては、次のような費用が案内されています。
Translation locales:$20 / locale
Convert(A/B testing・Funnels・Triggers):$50 / 500,000 events
Advanced Hosting:$200
このあたりは、最初の立ち上げ時点では不要でも、運用が進むと必要になることがあります。特に、ローカライズや改善施策を本格化したい場合は、後から足されるコストとして先に把握しておくと安心です。
FramerはWebflow・STUDIOと比べて高い?
Framerを導入する前に、他の主要なノーコードツールと比較しておくと、より自社に合う選択がしやすくなります。ここでは、比較されやすい Webflow と STUDIO を、2026年6月時点で確認できる公式料金ページ・公式ヘルプの情報をもとに整理します。
結論からいうと、Framerが高いかどうかは 月額だけでは判断しにくい です。なぜなら、ツール選定では次の要素がセットで効いてくるからです。
デザインの自由度
更新のしやすさ
運用人数
学習コスト
CMS運用のしやすさ
本番公開後にどれくらい改善したいか
無料プラン比較:Framer・Webflow・STUDIOの違い
無料プランは「本番運用」よりも、まず試す・検証するための入口として見ると比較しやすいです。
ツール | 公開先 | CMS関連の目安 | 主な制限・特徴 |
|---|---|---|---|
Framer | Framerサブドメイン | 10 CMSコレクション / 最大1,000ページ | 独自ドメイン不可、Made in Framer表示あり、まず試す用途に向く |
Webflow | Webflow.ioドメイン | CMSは制限付き | Starterは2 static pages、1GB bandwidth、50 form submissions など制限が強め |
STUDIO | studio.siteドメイン | 公開アイテム100 / アクティブモデル3 | 月間ビジター上限あり。日本語で始めやすく、小さく試す用途と相性がよい |
無料プランだけで見ると、Framerは 「デザインとCMSの感触を広めに試しやすい」 のが強みです。一方で、STUDIOは日本語環境で試しやすく、Webflowは本格導入前の最小限の検証枠として見るのがわかりやすいです。
有料プラン比較:Framer・Webflow・STUDIOの違い
有料プランは、単純な月額だけでなく、CMS上限・運用人数・別料金の有無 まで見て比較したほうが実務的です。
ツール / 代表プラン | 月額料金の目安(年払い) | CMS関連の目安 | 見方のポイント |
|---|---|---|---|
Framer Basic / Pro / Scale | $10 / $30 / $100〜 | ProでRelational CMS、Scaleで上限拡張・usage追加 | サイト料金に加えて、エディター費用やアドオン費用も見て総額判断 |
Webflow Basic / Premium | $15 / $25 | PremiumでCMS 20,000 items / 40 collections | Site Plan と Workspace が別で発生しうるため、運用人数が増えると総額を見落としやすい |
STUDIO Personal / Business / Business Plus | $10 / $25 / $80 | 公開アイテム 1,000 / 5,000 / 15,000、アクティブモデル 5 / 10 / 30 | 日本語環境と導入しやすさが強み。ページ数・ビジター上限などは用途に応じて確認が必要 |
Webflowとの比較で見るポイント
Webflowは、Framerと同様にノーコードでWebサイトを制作できるツールですが、構造を細かく作り込みたいケース で比較対象になりやすいです。特に価格比較で見落としやすいのは、Webflowは Site Plan と Workspace の考え方が分かれている 点です。そのため、サイトそのものの料金だけでなく、誰が制作・更新に関わるかによって総額の見え方が変わります。
一方、Framerは デザイン性と公開後の更新しやすさのバランス を取りやすく、比較的スピーディにサイトを立ち上げて改善していきたいケースと相性があります。
どのツールが向いている?
ざっくり整理すると、次のような見方がしやすいです。
ツール | 向いている考え方 | 特徴のイメージ |
|---|---|---|
Framer | デザイン性とスピードのバランスを取りたい | 見た目の自由度と運用のしやすさを両立しやすい |
Webflow | より細かく作り込みたい | 柔軟性が高く、設計自由度も高いが学習コストは上がりやすい |
STUDIO | 日本語環境で始めやすさを重視したい | 導入ハードルが比較的低く、国内チームに馴染みやすい |
もし「価格だけ」で比較すると、STUDIOのほうが始めやすく見える場面もあります。一方で、「ブランドの見え方も大事」「公開後の改善も回したい」「将来的に運用を伸ばしたい」となると、Framerのほうが合うケースもあります。逆に、より細かい構造設計や高度な作り込みを重視するなら、Webflowを含めて比較したほうがよい場合もあるでしょう。
要するに、Framerは最安のツールを探している人向けというより、価格と運用性のバランスを見たい人向けです。
Framerが向いている会社・向かない会社
料金表だけを見ても、最終判断はしづらいです。自社に合うかどうかは、目的や運用体制まで含めて考える必要があります。
向いているケース
Framerは、見た目の印象と更新のしやすさの両方を重視したいケースで、特に検討しやすいツールです。
デザイン性の高いサイトを、比較的スピーディに立ち上げたい
サービスサイト、採用サイト、LPを育てていきたい
公開後のお知らせ更新や改善を、自社でも回したい
マーケ・広報・採用など、事業側も一定の更新を担いたい
比較しながら検討したいケース
こうした場合は、Framerが悪いというより、別の構成のほうが自然なことがあると考えるほうが正確です。
複雑な会員機能や業務システム連携が前提
大規模サイトで、かなり細かい制御が必要
開発体制を厚く組み、長期で重い要件に対応したい











