こんにちは、Coziesの長井です。
Coziesでは、月に一度、食材を選び、みんなで調理し、メンバー全員で食卓を囲むランチ会を開催しています。わたしたちにとってランチ会は、チームの関係性を育て、信頼を重ねていくための「文化」であり、日々の仕事にもつながる大切な実践の場です。
本記事では、なぜCoziesが「食」を大切にしているのか、その背景にある想いと、ランチ会を通じて生まれているチームの変化をお伝えします。
こんにちは、Coziesの長井です。
Coziesでは、月に一度、食材を選び、みんなで調理し、メンバー全員で食卓を囲むランチ会を開催しています。わたしたちにとってランチ会は、チームの関係性を育て、信頼を重ねていくための「文化」であり、日々の仕事にもつながる大切な実践の場です。
本記事では、なぜCoziesが「食」を大切にしているのか、その背景にある想いと、ランチ会を通じて生まれているチームの変化をお伝えします。
目次
これまでのメニューの一例
距離が縮まる
信頼が生まれる
仕事がしやすくなる
Coziesが「食」を大切にしている背景には、代表・大野真由美の原体験があります。
大野はかつて農業の現場に深く関わり、「食べる」という行為の本質と向き合ってきました。
作物が育つ過程、人の手がかかる工程、そしてそれを誰かと共にいただく時間。
その一つひとつの体験を通して、食は単に空腹を満たすものではなく、人と人をつなぎ、関係性を育てる営みなのだと実感するようになったといいます。この考え方の原点が、次の言葉です。
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「食べる」は、誰とでもできる共同作業だと思いました。
同じ時間と体験を共有することで、関係性が自然と深まっていく。
食べ物には、そこに関わる人のたくさんの想いが詰まっています。
だからこそ「食べる」という行為は、身体をつくるだけでなく、人をつなぎ、時間を豊かにするものなのだと感じたのです。
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だからCoziesでは、「食」を単なるコミュニケーションのきっかけとしてではなく、チームの関係性を育てるための文化として大切にしています。
月に一度のランチ会は、この考え方を形にした、私たちの日々の実践のひとつです。料理を作り、分かち合い、語り合う。その積み重ねが、メンバー同士の信頼や安心感を育て、結果として日々の仕事にも自然につながっていきます。
そして大野の中には、もうひとつの願いがあります。
かつて支えてもらった農業や食の世界へ恩返しがしたいという想いです。
その想いは、ランチ会で選ばれる食材の背景にも深く関わっています。応援したいと思う生産者さんの食材を使うことで、少しずつでも恩返しにつながったらいい。そんな気持ちを込めて、毎回の食材を選んでいます。

ランチ会は、毎月1回オフィスで開催されます。
その日のメニューは、想いある生産者さんから取り寄せた食材を中心に決められます。
オフィスにいたメンバーが「手伝いますよ〜」と声をかけ、自然と集まってくる。
食材の説明が載ったパンフレットを見ながら、「おいしそう〜」とはしゃぐ声が上がる。
鍋の湯気が立ちのぼり、キッチンにやさしい香りが満ちていく。
Coziesのランチ会は、こんな穏やかな準備の時間から始まります。
料理はただの作業ではなく、自然と会話が生まれるきっかけそのもの。
仕事の進捗や相談だけでなく、最近の出来事や個人的な話題まで、
ミーティングでは語られない話題が飛び交います。
在宅メンバーもこの日だけはオフィスに集まり、顔を合わせる機会としても大切にしています。
「まるごとん」さんのカレー
可愛らしいパッケージを開けた瞬間、「え、これ全部お肉?」と声が上がるほど、ゴロッと存在感のあるお肉がたっぷり。ひと口噛むと驚くほど柔らかく、「溶けるみたいだね」と自然と笑顔がこぼれました。

飯尾醸造さんの「しゃぶしゃぶに夢中」
こだわりが詰まったポン酢でいただくしゃぶしゃぶは、野菜の甘みが際立つ一品。噛みしめながら「素材の味って、こういうことだよね」と、しばし静かに味わう時間が流れました。

福井名物「へしこ」
焼き始めると、へしこの香ばしい香りがキッチンいっぱいに広がる。少しの量でごはんがどんどん進み、「発酵ってすごい…」という一言から、いつの間にか食文化の話で盛り上がっていました。

目の前の食事以上に、そこにある「温度」がチームを強くしています。

食材がどこで作られ、どんな人が関わっているのか。
そうした背景を知ることで、食材との距離感は少しずつ変わっていきます。
ランチ会で使う食材は、チームメンバーが順番に選んでいます。
基準はシンプルで、「この人を応援したいと思えるか」「どんな想いでつくられているか」。
価格や知名度だけで決めるのではなく、背景にあるストーリーに惹かれたものを選ぶことを大切にしています。
食材が届くと、同封されているパンフレットや説明書に自然と目を通します。
その食材を選んだメンバーが、「この農家さんの考え方に共感して」「前に食べて、どうしてもみんなに知ってほしくて」と、選んだ理由を語り始める。
「この農家さん、こんな想いで育てているんだね」「ここ、前に行ったことあるかも」。
誰かが紹介役になるわけではなく、気づいたメンバーが、その場で感じたことを重ねていきます。
そんな会話が、調理の時間に自然と生まれています。
農家や生産者の努力、自然環境との向き合い方、地域ごとの食文化。
そうした背景に思いを巡らせながら食卓を囲むことで、「食」は単なる消費ではなく、誰かの営みを受け取る時間へと変わっていきます。 食をきっかけに、生産者と企業、地域と都市、人と人がゆるやかにつながっていく。
Coziesはその接点がうまれる瞬間を大切にしています。

月に一度のランチ会は、私たちのチームに確かな変化をもたらしました。
ランチ会を重ねる中でまず実感するのは、メンバー同士の心理的な距離がぐっと近くなることです。
普段はリモートで仕事をしているメンバーも、この日ばかりはオフィスに顔を出し、同じ空間で同じ食事を囲みます。画面越しのコミュニケーションでは見えづらい表情や温度感が、食卓では自然と伝わってきます。
料理をしながら交わす会話は、会議室での議論とはまったく違った柔らかさがあります。「最近どう?」「このレシピ、家でも作ってみたい」
そんな何気ないやり取りの中で、お互いの人となりが少しずつ見えてきます。
仕事の報告や相談だけでなく、近況や悩み、好きなことなど、普段なかなか話す機会のない内容も、食卓の上では自然と口にできるものです。
距離が縮まることで、次第にメンバー同士の信頼関係が深まっていきます。
「この人はこんなことを大切にしているんだ」「実はこんな一面があるんだ」
食卓での会話を重ねるうちに、相手への理解が深まります。そして理解が深まれば、安心して意見を交わせる、困ったときに頼れる、互いを尊重できる関係が育っていきます。
こうした時間を重ねる中で、「チーム力とは、関係性の質そのものだ」と実感する場面が増えました。信頼があるからこそ、率直に意見を言い合える。信頼があるからこそ、失敗を恐れずに挑戦できるようになります。
こうした関係性の積み重ねは、確実に日々の仕事にも良い影響を与えています。
チームとしての土台が強くなることで、実務の場面でもより良い連携が生まれます。ちょっとした確認や相談をする際に構える必要がなくなり、「一度聞いてみよう」と行動に移すまでの時間が短くなりました。結果として、コミュニケーションのハードルが下がり、プロジェクトもスムーズに進むようになりました。
また、お互いの強みや特性を理解しているからこそ、適材適所で力を発揮できる。誰かが困っていたら、自然と手を差し伸べられる。そんな循環が、チーム全体のパフォーマンスを高めています。
ランチ会は、単なるイベントではありません。
日々の会話ややり取りを通して、 「何を大事にするか」「どう判断するか」という思考の前提を共有していく時間です。
こうして共通の判断軸がそろっているからこそ、細かな説明を重ねなくても、チームとして同じ方向に進める。私たちは、この状態を One Brain × Borderless Team と呼んでいます。食卓から始まる小さな積み重ねが、確かにチームを強くしてくれています。
