今回は、株式会社メガネ・コンタクトの井上の谷岡様(管理課)と市川様(こどもめがね専門店 ラプシレ店長)に、Coziesに仕事を依頼した経緯とその効果について伺いました。
店舗への来店数が2.7倍へ。ソフト・ハード両方のスキルを併せ持った支援に信頼|株式会社メガネ・コンタクトの井上様
目次
株式会社メガネ・コンタクトの井上について
今回インタビューしたのは…
株式会社メガネ・コンタクトの井上
管理課:谷岡 ゆかり様
こどもめがね専門店 ラプシレ
店長:市川 明子様
Q. 御社の概要とCoziesへの依頼内容を教えてください。
谷岡さま:
株式会社メガネ・コンタクトの井上は、メガネとコンタクトレンズ、補聴器を販売している会社です。1983年11月に御茶ノ水で創業し、今年で40周年になりました。
本店は御茶ノ水にあり、札幌、大宮、西葛西など、現在では全国に7店舗を展開しています。
株式会社メガネ・コンタクトの井上では、各店舗ごとにその地域のニーズや特性に応じた独自のコンセプトを設定しています。例えば、メガネの井上 お茶の水・本店は国産の鯖江ブランドを中心に取り扱い、メガネの井上 札幌シャンテ店では女性向けの品揃えに特化した店舗コンセプトになっています。
店舗ごとに異なるスタイルを打ち出すことで、競合他社との差別化につながっています。
7店舗のうち最も新しい店舗は、2023年1月に御茶ノ水でオープンした「こどもめがね専門店 ラプシレ」です。都内のお子さまだけでなく、県外からも足を運んでくださるお客様がいらっしゃいます。
Q. Coziesを知ったきっかけを教えてください。
谷岡さま:
デジタルマーケティングに力を入れていきたいと考えていた際に、ラプシレのウェブサイト制作を依頼した会社の担当者にご紹介いただきました。
Coziesさんの第一印象は「他のデジタルマーケティング会社と違って、とても柔らかい雰囲気だな」と感じました。
実は、ご紹介をいただいた際に、Coziesさんのウェブサイトに掲載されている「お客様の声」を拝見していたのですが、その記事での印象と実際にお会いした際の印象にブレがなかったことを、今でも覚えています。
これまでもデジタルマーケティングを行っている方々に何度かお会いしましたが、専門的なスキルを極めている方々の多くは、どこかお堅い印象がありました。数字周りの話をするだけで、ブランディングなどの話にはなりませんでした。だからこそ、Coziesさんの真逆の雰囲気に驚きました。
「戦略設計から運用まで伴走してもらえる安心感」が依頼の決め手に
Q.ご依頼当初の課題感や、依頼時の状況について教えてください。
谷岡さま:
当初の一番の課題は、「社内にデジタルマーケティングを専門とする人材がいなかった」点です。
他社が「デジタルマーケティングに力を入れている」という話を聞き、私たちも改めてデジタルマーケティングを強化していきたいと考えました。特に、2023年1月にオープンしたこどもめがね専門店 ラプシレは、店舗がある御茶ノ水エリアに子どもがあまり多くいないため、ウェブでの発信を積極的に行いたいと考えていました。
専門的に対応できる人材がいないと言っても、当初は私を中心に、Googleアナリティクスを確認するなど、社内でデジタルマーケティングを進めていました。
しかし、私の業務はマーケティングだけでなく、経理や施設・情報管理、営業、イベント時の店舗応援など、非常に幅広く業務を担当しており、思うようにマーケティング業務に取り組めていませんでした。
実際、Googleアナリティクスも毎日確認したいと思っていても、キャンペーンやイベントの反響をチラッと確認する程度に留まっていました。
また、2023年7月1日には、長らく活用していたGoogle アナリティクス(UA)が計測終了となり、Google Analytics 4へ移行することとなりました。それにより、計測内容や管理画面が大幅に変わったことで、これまで確認していた数値の見方もわからなくなってしまい、今までやっていた業務でも負担が増え、現実的に片手間では対応できないと強く感じました。
デジタルマーケティングの成果を最大化させるには、アクセス解析やSEO対策、広告運用など、横断的な知識と経験が必要です。私自身が既存業務と並行してスキルアップするか、新たにデジタルマーケティングを専門とする人材を採用するか等も検討しました。しかしながら、スキルアップにかかる時間や採用・育成にかかるコストなど、組織全体の効率化を考慮した結果、外部に依頼することに決めました。
Q. デジタルマーケティングのなかでも「広告施策」に着手しようと思ったきっかけを教えてください。
谷岡さま:
広告施策に着手したきっかけは、他社の事例を聞いたことでした。「ウェブサイトでSEO対策をしながら、広告運用も並行して取り組み、集客をしている」という話を聞き、「そのようなやり方もあるのか」と目から鱗でした。
その話を基に、自社の集客を最大化するためにできることは何かを考えたところ、ランディングページ作成や広告運用が有効ではないかと考えました。特にラプシレは、「こどもめがね」特化の専門店であるため、想定されるお客様が明確であるため、広告も効果的に打ち出せるのではないかと考えました。
競合他社のリサーチも行いましたが、こどもめがねに特化してウェブマーケティングに注力している企業はまだ少なく、今から取り組むことで一歩リードできると感じました。だからこそ、「今から始めることで一歩差をつけられる」と考えてました。
Q.「Coziesに依頼しよう」と決めたポイントは、何だったのでしょうか。
谷岡さま:
依頼先を選ぶ際に重視したのは、「施策を通じてどのような相手に届けるのか、背景やペルソナ設計から一緒に考えてもらえるか」「アフターフォローがしっかりしているか」「現場のスタッフともコミュニケーションを取りながら関わっていただけるか」という点でした。
実は、Coziesさん以外にも5社ほどデジタルマーケティング会社を検討していましたが、最終的に決め手となったのは、「Coziesさんなら私たちと共に歩んでいただける」と思えた点でした。
要望に応えて終わるのではなく、私たちの成長を考えながら関わってくれるという印象を受けました。また、Coziesさんは私だけでなく、現場のスタッフとも目線を合わせてお話ししてくれるので、目の前の課題解決だけでなく、スタッフのスキル向上、将来的には店舗スタッフの自走が可能になると感じました。
さらに、特定の分野に偏らず、広い視野で話を進めてくれる点に信頼できると感じました。
他のウェブマーケティング会社では、営業担当とシステム担当が分かれていて、営業担当はウェブのロジックに詳しくなく、システム担当は専門的な話に飛躍してしまい、温度感が合わないと感じました。
その点、Coziesさんは数値やロジックについてしっかりと説明してくれるのはもちろんのこと、マーケティングの課題を理解し、それに応じたツールも提案してくれるので、非常に信頼できました。ソフト・ハード両方のスキルを併せ持っていることに感心しました。
ただ単価だけを提示されると、「その施策の金額はわかったけど、実施したらどんな効果があるの?」と不安になるものですが、Coziesさんは施策の効果まできちんと説明してくれるので、非常に安心できます。金額も、高すぎたり安すぎたりせず、納得感があります。
近隣以外にお住まいのお客様の来店数が2.7倍。知名度向上とともに新規集客も加速
Q.ラプシレの広告運用をスタート。運用開始後、どのような成果がありましたか?
市川さま:
広告運用前(2023年4月〜9月末)と広告運用後(2024年4月〜9月末)の同期間を比べると、売上は137%増加しました。特に新規のお客様が多くご来店いただけるようになっています。
なかでも、近隣以外の眼科の処方箋を持参して来店されるお客様が非常に増えています。これまでは毎月20件前後の来店でしたが、今では月に約50件ほどのご来店をいただいています。私たちも目を疑うほどですが、来店数は2.7倍になりました。
広告を通じて、検索エンジンからラプシレを見つけてくださる方も増えているようです。実際に来店された方に「ラプシレをどこで知っていただいたか」伺うと、「ウェブサイトを見て足を運んだ」という声を多く聞きます。県外のお客様や、これまであまり縁のなかったエリアのお客様なども増えています。
以前は近隣の眼科クリニックや既存のお客様からのご紹介など、来店経路が限られていましたが、こうしてお客様の声を耳にするたび「施策の効果が出ている」「デジタルマーケティングに取り組んで良かった」と嬉しくなりますね。
予想以上の成果と実績が信頼に。さらにもう一店舗の広告運用も開始
Q.ラプシレの成果を受け、札幌シャンテ店も広告運用を開始させていただくこととなりました。依頼の経緯と課題感を教えてください。
谷岡さま:
札幌シャンテ店は2019年4月に開店した「女性向けのおしゃれなメガネ」に特化した店舗です。しかし、開店から間もなく新型コロナウイルスが流行し、思うような成果が出ませんでした。開店から5年後のテナント更新時期には、正直閉店の瀬戸際に立たされていました。
そんなとき、広告を掲載していた地域の情報誌の切り抜きを手に握りしめて、「いつかここでメガネを買いたい」と店舗にいらっしゃったお客様がいました。その姿を目の当たりにし、「札幌シャンテ店を閉店させてはいけない」と強く思うようになりました。
何かできることはないかと考えた結果、足りていないのは「地域の方々への周知」だと気づきました。そこで、継続して発信していたInstagramに加え、デジタルマーケティングの一環として札幌シャンテ店でも広告運用を開始することにしました。
大きな予算は割けず、失敗も許されないギリギリの状況でしたが、「ラプシレで確実な成果を出していただいたCoziesさんなら、広告運用をお任せできる」と信じてお願いしました。
Q.広告運用の開始から間もないですが、札幌シャンテ店の成果はいかがでしょうか。
谷岡さま:
ウェブサイトへのアクセス数は着実に伸びています。広告運用前と比べると、約4倍ほどになりました。
特に嬉しかったのは、ウェブサイトやInstagramを見て札幌シャンテ店に来店されたお客様がいらっしゃったことです。これまで同地域の競合店で購入されていたそうですが、検索を通じて私たちの店を知って来店いただけました。
引き続き新規のお客様との接点を持ちつつ、自走できる体制を整えたい
Q. 最後に、Coziesに依頼いただいて感じたことを教えてください。
市川さま:
新規のお客様が増え、最初のオープン時の閑散とした頃からここまで多くの方に知っていただけるようになり、非常に感謝しています。
これからも新たに接点を持つことができたお客様に長く通っていただけるよう私たちも尽力しつつ、引き続き新しいお客様を迎え入れられるよう、ご協力をお願いしたいと思っています。
谷岡さま:
毎月の分析レポートも非常にわかりやすく、大変助かっています。「こういった施策にチャレンジしてはどうか」「このようなキーワードを使ってみてはどうか」など、広告運用以外のアドバイスもいただけるので、毎月の打ち合わせが楽しみです。
今後も引き続きデジタルマーケティングに注力し、自走できる体制を整えていきたいと考えています。現在、社内ではGA4の読み取りや、CV(コンバージョン)の意味がまだ理解できていない人もいます。ラプシレのように、自分の店舗の数値をスタッフが把握し、「ここを改善したい」と現場から意見が上がるようになると、やりがいも出てくると思うので、GA4や数値を読み取れるスタッフを増やすワークショップなどの展開もご提案いただけたらと思っています。
お忙しいところありがとうございました!
取材日時:2024年9月
株式会社メガネ・コンタクトの井上様のご紹介
株式会社メガネ・コンタクトの井上は、2023年11月に40周年を迎えました。
経営理念に示しているように、末永く眼の健康とより快適な生活をサポートするためにメガネだけでなくコンタクトレンズや補聴器の販売、さらに視覚障害者向けの支援も行っています。
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