あらためて、Coziesってどんな会社?
私たちCoziesは、『可能性を解き放ち、まだ見ぬ場所へ没頭できる世界を創る』というミッションを掲げ、ビジネス成長を共に伴走するマーケティングパートナーです。
2020年の設立から現在6期目を迎え、日々試行錯誤を重ねながら歩んできました。
まだ発展途上の会社ではありますが、このミッションの実現に向けて、一人ひとりが主体的に動き、チームで挑戦を続けています。

Coziesの行動指針について
そんな私たちが大切にしているのが『Cozies Style』という行動指針です。これは、私たちがどんな価値観で仕事に向き合い、どんな想いでお客様と関わっているかを言葉にしたもの。
しかし、最初からこの形があったわけではありません。今でこそチーム一丸となってミッションに向かっていますが、約3年前のCoziesは、まだ「らしさ」が定まっていませんでした。

当時感じていた課題
振り返ること約3年前の2022年。
当時、『脱個人』をキーワードに、一人に依存しない組織作りを進めてきました。関わる人が増えるにつれ、チームとしてのスピードも上がっていきましたが、同時にこんな違和感が生まれはじめます。
『認識が合っていない』 『Coziesへの理解が曖昧なまま進めていないか』
代表の大野は当時を振り返り、こう話しています:
「Coziesのメンバーは一人ひとり、一生懸命かつ、本当に優秀。でも、なぜこの仕事をしているのか、なぜCoziesという組織が存在しているのか、どこを目指しているのか。その“根っこ”の認識が合っていなかったんです。このままではチームとして、最大限の力を発揮できない。より強固なチームをつくるため、“Coziesらしさ”を生み出すカルチャーを明文化しようと考えました。」
始まった「Dreamwork Project」

「Coziesらしさ」とは、いったい何なのか。
カルチャーは一人で創られるものではなく、チームみんなで創り、育てていくもの。
そんな大野の想いから、『メンバー全員で価値観をつくる』ことを目的としたプロジェクト、『Dreamwork Project』が立ち上がりました。
なぜ『Dreamwork』という名前なのか?
実はこのプロジェクト名は、当時学生インターンだったメンバーが考え、命名してくれたものです。この名前には、「チームワークで夢を叶える」という想いが込められています。"Coziesらしさ"を形にしていく過程そのものが、私たちの"Dreamwork"でした。そして結果的に、このプロジェクト名が後に生まれる価値観の一つ『Teamwork makes dreamworks』につながっていったのです。
このプロジェクトの運営方針はシンプルで、そして明確でした。
代表が一人で決めるのではなく、メンバー全員で作ること
納得いくまで時間をかける(認識の統一)
ブレスト形式で、とにかく「なぜ」を深堀りする
月に2〜3回(多いときは週1)のペースでミーティングを重ねながら、『なぜCoziesが存在するのか』といった根本的な問いと向き合い続けました。当初から長期戦を覚悟していたとはいえ、答えのない問いと真摯に向き合う日々は想像以上にエネルギーも時間も使うものでした。
それでも、“時間をかけて全員で「なぜ」を考える”という選択が、のちのCoziesを大きく変える間違いなく転機になりました。

熱い議論の日々
2022年10月から2023年8月まで。約1年にわたる議論は、想像以上に熱く、濃厚な時間になりました。
当時参加していたメンバーは、こう振り返っています:
「名目はCoziesのクレド(行動指針)をつくることでした。ですが、、このプロジェクトを通して、”Coziesとは何か””ビジネスパーソンとして、Coziesのメンバーとして、何が求められているのか”を深く学ぶ機会でした」
別のメンバーもこう語ります。
「適度な緊張感のもと、頭をフル回転して考えた結果、窓から貼り付けていた壁から溢れ出すほどたくさんの案が出ました。真由美さんや先輩メンバーの経験から、仕事への向き合い方や考えを学べたことがとても貴重でした。」
▼ミーティング中のディスカッション風景


私たちが話し合ったのは、こんなテーマでした:
将来、Coziesはどうなっていたいか
Coziesの強みとは
目指す世界観
果たす役割
一緒に働きたい人・働きたくない人
特に印象的だったのは『Coziesがもし人だったら、どんな人?』という議論。ここから生まれたのが、私たちのブランドパーソナリティ「誠実・聡明・人情・たくましい・泥臭い・バランスが良い・向上心がある」でした。
毎回のミーティングが終わるたびに、『今日も良い議論ができた』という充実感がありました。



▼ブレストの過程をまとめたもの


ついに完成した「Cozies Style」12の価値観
2023年8月。約1年間の議論を経て、ついに私たちの行動指針『Cozies Style』が完成しました。ここから生まれたのは、Coziesというチームを形づくる12の価値観です。
『期待を超える』
『コンテキストを読み解く』
『ラストマンシップを誰よりも持つ』
『コトに没頭』
『素直・謙虚・前のめり』
『仕組み化の徹底』
『論理的に考え抜く』
『誠実な貢献志向』
『完遂力と信頼』
『好奇心・向上心・克己心』
『Teamwork makes dreamworks』
『アップデートし続ける』
(これらの価値観の詳細は、CoziesのHPからもご覧いただけます)
なかでも『Teamwork makes dreamworks』は、プロジェクト名にもなった「dreamworks」という言葉が象徴するように、私たちの価値観を最も体現するフレーズの一つです。
直訳すると「チームワークが夢を実現する」。この言葉には、“一人ではなく、仲間とともに創り上げる”というCoziesの想いが込められています。

一つひとつの価値観には、メンバーそれぞれの想いが詰まっています。
それは単なるスローガンではなく、1年間の議論と実体験を通じて磨かれた、私たちだけの指針。
それぞれの価値観がどんな想いから生まれ、日々どう実践されているのか—それは次回以降の記事で、詳しくお伝えしていきたいと思います。
Cozies Styleがもたらした変化
『Cozies Style』が完成してから2年。
いまではその価値観が、私たちの日常の中にしっかりと根づいています。
最も大きな変化は、3期目からの課題だった『脱個人』が実現できたこと。
価値観が明確になったことで、誰がどの業務を担当しても、Coziesらしいサービスを提供できるようになりました。
また、当時感じていた「なぜCoziesが存在するか」という根本的な問いにも答えが出ました。全員が、ミッションである『可能性を解き放ち、まだ見ぬ場所へ没頭できる世界を創る』ために働いていることを理解し、迷ったときは自然と「これ、Cozies Styleに照らし合わせてどうだろう?」という会話が自然に生まれ、属人化していた判断基準が組織全体の共通言語となりました。
あの時感じていた「認識のズレ」「属人化」バラバラ感」はすっかりなくなり、本当の意味で”強いチームワーク”が息づいています。

おわりに
こうして約1年にわたって生まれた『Cozies Style』。
振り返ってみると、3年前に感じていた課題からこのプロジェクトが始まりました。
「時間をかけてでも、みんなで納得いくまでCoziesとはを出し切ろう」
あの時の決断が、今の私たちの土台を作ってくれました。一人で決めるのではなく、チーム全員で作り上げたからこそ、本当に根づいた価値観になったのだと思います。
これからもCoziesは、この『Cozies Style』を大切にしながら、一人ひとりの可能性を信じ、仲間と共に歩み続けます。
次回は、12の価値観それぞれに焦点を当て、それぞれにどんな想いが込められ、日々どのように実践されているかを、具体的なエピソードと共にお伝えします。
