目次
課題
採用候補者とのやり取りが増えるほど、メール・スプレッドシートに情報が分散
採用候補者とのやり取りが増えるほど、メール・スプレッドシート・チャットに情報が分散し、「この方への次の一手は?」を毎回探しにいく状態。
候補者との個別コミュニケーションは、メール・カレンダー・チャット・メモなど複数のツールにまたがります。その結果、次のような課題が発生していました。
候補者ごとの最新ステータスを確認するために、
Gmailのスレッドを遡る
スプレッドシートの一覧を開く
SlackのDMやチャンネルを探す
といった“情報探し”から毎回スタートしていた。
面談でのメモや温度感が担当者の頭の中や個人ノートに閉じており、休暇・担当変更時の引き継ぎ、別ポジションへの打診などのタイミングで「過去の文脈」を追い直す手間が発生していた。
週次の採用ミーティング前に、
今どの候補者がどのステージに何人いるか
今週フォローしたい候補者は誰か
を整理するために、スプレッドシートを手作業で更新したり、Slackログを見返す時間がかかっていた。
やったこと
ClickUpで「候補者1人=1タスク」+ビュー設計+AI要約

こうした課題に対して、「候補者1人=1タスク」を前提にClickUpで管理するルールを整え、ビューとAIエージェントを組み合わせて運用しています。
大きく以下の3ステップで設計しました。
採用スペース配下フォルダに候補者リストをまとめ、「候補者1人=1タスク」を徹底
候補者ごとに1つのタスクを作成し、
選考ステージ(書類選考 / カジュアル面談 / 一次 / 二次 / オファー など)
媒体(Wantedly / 紹介 / 直接応募 など)
候補者タイプ(中途 / インターン など)
担当者
温度感(High / Middle / Low など)
次アクション予定日
などをカスタムフィールドで管理。
メール・カレンダー・チャットで発生した情報は、この候補者タスクにコメントや添付として集約し、「この候補者に関する情報の入り口」をClickUpに一本化しました。
ビュー設計で「今日動くべき候補者」と「全体の進捗」を分けて見える化
書類選考 / カジュアル面談など、ステージごとのカンバンビューで進捗を一目で把握
フォロー対象抽出ビュー
媒体・ステージ別集計ビュー
媒体別・ステージ別の件数を一覧で確認できるビューを設計し、「どこで滞留しているか」を確認。
AIエージェントでメール・面談ログを要約し、「候補者メモ」に集約
媒体でのスレッドや面談メモをAIエージェントに渡し、
これまでのキャリア・強み
Coziesに興味を持ったポイント
選考の中で出てきたWill/違和感ポイント
次回面談で確認したいこと
を要約してもらい、「候補者メモ」欄に整理。
次回面談の担当者は、このメモを読むだけで背景と温度感をキャッチアップでき、直前準備にかかる時間を大きく減らすことができました。
一定期間連絡が空いている候補者を抽出し、再接点メール案をAIにドラフトしてもらう運用も検討中です。
導入後の変化
候補者リストのビューを開くだけで済むようになり、準備時間は感覚値として30分から10分程度に圧縮

ClickUp上で候補者1人=1タスクの運用に切り替えたことで、進捗把握・引き継ぎ・次アクション決定にかかる手間が大きく減りました。
導入前後の主な変化は次の通りです。
週次ミーティングや引き継ぎ準備が大幅短縮
候補者リストのビューを開くだけで最新進捗・履歴・メモが把握でき、準備時間は感覚値で30~40分→10~15分に圧縮
「次に動くべき候補者」発見もワンクリック
フィルタビューで「温度感High」「次アクション予定日が今日以前」などをすぐ抽出。毎回ログを遡る必要がなくなった
面談担当変更時もスムーズ
AI要約の「候補者メモ」と過去コメントを読むだけで意図や温度感が伝わり、「まずは事情を聞く」ところから始める手間が減った
新規応募~面談までのリードタイム短縮
「誰が何をするか」すり合わせや過去履歴確認の時間が減り、体感で数十%短縮(※今後さらに定量トラッキング予定)
採用関連タスク(ポジションごとの募集要項作成や選考フロー改善タスクなど)とも候補者タスクをリンクしておくことで、同じClickUp上で採用PJ全体との連動の行き来でき、採用計画と日々の候補者フォローを同じ基盤上で管理できるようになりました。
まとめ
Coziesでは、候補者管理を次の3つの設計でClickUpに載せ替えています。
「候補者1人=1タスク」+AI要約+ビュー設計で、進捗・履歴・次アクションを一元管理。
採用タスク・プロジェクトタスクとリンクし、「誰とどこまで進んでいるか」「採用側の準備状況」を同時に把握可能。
チーム全体の一体感とスピードが向上。
まずは1~2職種で小さく始め、自社に最適なカスタムフィールドやビュー設計へ拡張していくのがおすすめです。
候補者1人=1タスクで、すべての情報の入り口をClickUpに集約する。
ステージ・媒体・温度感・次アクションなどをカスタムフィールドとビューで整理する。
メール・面談ログの要約をAIエージェントに任せ、「候補者メモ」として引き継げる形にする。
これにより、採用チーム全員が同じボードを見ながら、「今どの候補者がどこにいて、次に誰にどう動くか」を共通認識にしやすくなり、採用タスクや他のClickUpタスクとのリンクも含めて、「候補者との関係性」と「採用プロジェクト全体」を一つの基盤で管理できるようになりました。
まずは1〜2職種から「候補者1人=1タスク」運用を試し、自社に合ったカスタムフィールドやビューを整えていくのが現実的な一歩になります。





