「現状配信している広告フォーマットがうまくいっていないけれど、どんなフォーマットが良いのかわからない」という悩みはありませんか。
ファインド広告なら、1つのフォーマットで「認知拡大」「クリックやコンバージョンの目標達成」「新規顧客の獲得」などを達成しうる、効率的な広告運用に適したフォーマットです。
この記事では、ファインド広告の概要、特徴がもたらすメリット、設定方法や注意点について解説します。
「現状配信している広告フォーマットがうまくいっていないけれど、どんなフォーマットが良いのかわからない」という悩みはありませんか。
ファインド広告なら、1つのフォーマットで「認知拡大」「クリックやコンバージョンの目標達成」「新規顧客の獲得」などを達成しうる、効率的な広告運用に適したフォーマットです。
この記事では、ファインド広告の概要、特徴がもたらすメリット、設定方法や注意点について解説します。
目次
画像引用:Google広告ヘルプ「さまざまな場でユーザーに発見してもらえるファインド広告」
ファインド広告は、2019年にGoogleが開始した広告フォーマットのことで、現在はデマンドジェネレーションキャンペーンとして利用されています。
※本記事ではファインド広告と呼称します
ファインド広告は、ユーザーの検索履歴や興味関心に基づいて広告を配信するのが特徴です。検索連動型広告とは異なり、ユーザーが検索しなくても、プラットフォーム上で自然に広告が目に入る仕組みです。
配信されるプラットフォームは、Google Discover、YouTubeホームフィード、Gmail(2023年にYouTubeショートも追加)と多岐にわたり、視覚効果・娯楽性の高さが特徴です。
また、1つのキャンペーンで複数のプラットフォームに同時配信も可能で、効率的な認知拡大を実現します。
ファインド広告に関するよくある疑問として、「GDN(Googleディスプレイ広告)との違い」が挙げられます。
ファインド広告とGDNは、Googleの広告フォーマットという点で共通していますが、いくつかの違いがあります。
ファインド広告はGoogleのアルゴリズムによって配信先が決定される一方、GDNは広告主が配信先を自由に選択可能です。また、GDNはGoogle以外のサイトにも配信できるため、より幅広いリーチが可能です。Googleのユーザーデータを活用しながらも、外部サービスへの配信を希望する場合にはGDNが適しています。
この章では、ファインド広告をはじめるメリットを3点紹介します。
1つ目のメリットは、広範なリーチにより多くのユーザーへと配信できることです。
1つのキャンペーンで、Google Discover、YouTubeホームフィード、Gmailの3つのプラットフォームに配信できます。そのため、最大29億人という広大なユーザー層にアプローチが可能です。また、各プラットフォームの利用層が多様であるため、新規顧客の獲得や認知度向上に効果的です。Gmailは年齢層が高めのユーザーに適しており、YouTubeは幅広い世代、Google DiscoverはGoogle検索ユーザーをターゲットにできます。
2つ目のメリットは、高いターゲティング精度で効果的にユーザーへと広告配信ができることです。
ファインド広告では、カスタムオーディエンス機能を活用して、特定のキーワードを検索したユーザーや類似の興味関心を持つ人々にリーチできます。
そのため、より広告をクリックしやすい、あるいは商品やサービスの購入しやすいユーザーへと広告を配信できます。そのため、クリック率やコンバージョン率が向上する可能性があります。
このターゲティング精度の高さは、新規顧客の獲得率を向上させる強力な手段です。他の広告フォーマットでもターゲティング機能はありますが、ここまで絞り込んだアプローチが可能な点で優れています。
画像引用:Google広告ヘルプ「さまざまな場でユーザーに発見してもらえるファインド広告」
3つ目のメリットは、視覚的な訴求力でユーザーの関心を引けることです。
ファインド広告は、リスティング広告のようなテキスト主体の広告ではなく、視覚的に訴求できる画像広告です。これにより、ユーザーの目を引きやすく、購買意欲を喚起しやすい特徴があります。
そのため、「もともと知らなかったけれど、広告を見て興味が湧いた」というユーザーを顧客層に取り込みやすい点が特徴です。
また、広告がフィードに自然に溶け込む形で表示されるため、違和感なくユーザーに届けられる点も大きなメリットです。
ファインド広告の特徴がわかったところで、実践を見据え、設定方法を確認していきましょう。
まずは、Google広告の管理画面を開きます。
キャンペーン画面で「+」の書かれた青い丸をクリックします。
「+」をクリックしたら、「新しいキャンペーンを作成」を選択してください。
キャンペーンの内容を選択する前に、目標を選択します。ファインド広告を設定するには、「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」、あるいは「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。
キャンペーンタイプは、「デマンドジェネレーション」を選択して「続行」を押してください
キャンペーンの設定画面で、目標や予算を決めます。
次は、広告グループを設定します。管理画面左側のタブから移動してください。
「オーディエンスの作成」をクリックし、カスタムセグメントなどを活用してオーディエンスを作成してみてください
キャンペーン、グループの設定が終われば、広告本体を作成していきます。右側のプレビュー画面を見ながら、画像や見出しを入力してください。
設定内容を確認して、問題がなければ公開します。
ファインド広告はメリットも多くありますが、デメリットもあります。
ファインド広告では、配信先をYouTubeやGmailのみに限定することや、デバイスごとの配信設定ができません。そのため、プラットフォームを絞って配信するという戦略がある場合は、おすすめしません。
また、特定のターゲット層を避けたい場合には不向きな場合があります。たとえば、BtoB向けで若年層を避けたい場合には、他の広告フォーマットを検討する必要があるでしょう。
ファインド広告には、審査が厳しいというデメリットもあります。これは、一度に複数のGoogleサービスに掲載されるためだと言われています。
そのため、他の広告フォーマットでは審査を通過できた広告でも、ファインド広告では審査に落ちたというケースもあります。
ファインド広告を配信したい場合は、以下の点に気をつけましょう。
▼審査に落ちないために気をつけること
表現や内容がモラルに反した広告ではないか
画像内にクリックボタンを設置しただけのような低品質な広告ではないか
広告のクオリティについては、注意の向かないこともありますが、審査に落ちないだけでなく、ユーザーの好感度を上げるためにも重要なことです。
ファインド広告は、現在はデマンドジェネレーションキャンペーンとして利用でき、Gmail、YouTube、Google Discoverという複数のプラットフォームで配信される視覚的な広告フォーマットです。その広範なリーチと高精度なターゲティングにより、認知拡大や新規顧客獲得を目指す企業に最適です。
ただし、配信先の指定ができない点や審査基準が厳しい点には注意が必要です。適切に活用すれば、ファインド広告は効果的なマーケティングツールとして企業の成長を支えるでしょう。
ファインド広告は、Google広告のフォーマットの1つで、ユーザーの興味関心に基づいて配信される広告です。
Google Discover、YouTubeホームフィード、Gmailの3つのプラットフォームに配信されるという点も特徴です。
詳しくは「ファインド広告とは」の章をご覧ください。
両者には、「広告主が配信先を選べるか」という違いがあります。
ファインド広告はGoogleのアルゴリズムによって配信先が決定される一方、GDNは広告主が配信先を自由に選択可能です。
詳しくは「GDN(Googleディスプレイ広告)との違い」の章をご覧ください。